「ビジョンの実現のためには、短期的な利益を犠牲にすることも厭(いと)わないでやります」
「ビジネスの世界は、先行者たちの努力や苦労の上に築き上げられている。独創的な発想だけで新しいものを作れると考えるのは、傲慢以外の何物でもない」
「今、この分野はどのような状況にあるか、そこで際立つためには何をすればいいか。ビジネスではそんな相対的な視点から、魅力ある商品やサービスが生まれるのです」
「おれは21世紀を代表する会社をつくる」
注釈:20歳のときに読んだ「ビジョナリー・カンパニー」に衝撃を受け、自分たちの手で新しい時代に新しい会社をつくり上げようと決意。人生最大の目標となった
「ものマネをしながら自分なりにビジネスの構造を理解し、解釈し、経験や知識を積んで、そこから自分にしか出来ない、誰にもマネ出来ないものに仕上げればいい」
「ネット業界の歴史を振り返れば、目まぐるしく変わる環境の変化の中で、新しいことをやらなくなってしまった会社は全て消え去っています」
「希望を抱き、みんなを勇気づけ、不可能を可能にしていくのが起業家です」
「勝負どころを迎えた時は正直に、正々堂々と真正面から突破する。これに勝るものはありません」
「僕は今、技術担当の役員も兼務しています。もちろん僕は技術者出身の社長ではないのですが、わが社を、日本で一番技術力のあるネット企業にしようと思っています」
「収益性だけの問題ではありません。ネットビジネスでは、業界内での力関係、社会への影響力、海外への進出、どれをとっても強いメディアが不可欠なのです」
「みんながテレビや出版物で見たいものとネットで見たいものは、本質的には何も変わらないのです。そればかりか能動的にアクセスし、クリックひとつで飛んでいけるネットの世界では、既存のメディア以上に凡庸なものは見向きもされない」
「あらゆる仕事は、価値を生み出すために行うものです。付加価値とは、競争相手との差のこと。相手と同じか、それ以下ならゼロ。相手を上回った時、はじめて価値が生まれる。そして、上回れば上回るほど価値は大きくなるのです」
「インターネットほど人間の欲望や生態をそのまま映し出すものはありません。そしてネット業界で仕事をしていると、人は際立ったもの、極端なものを好むことを痛感します。検索エンジンを使えば、明確にずばり答えているサイトにたどり着き、ネット上でクリックされるリンクはエッジの効いた言葉を掲げています。僕たちは、極端なものを生み出すため、日々格闘しているとも言えます」
「新しい事業に挑む時は、十中八、九の確率で成功している事例のものマネから入るのが正しい解といえる。最大の利点は、先行者たちが費やした時間や労力を大幅にカットできること。事業の基盤を整える時間を短縮できること。発展途上の市場であれば、2匹目、3匹目のどじょうも狙える」
「私もブログでストレスを発散している一人です。経営者をやっていると、『すごいですね』と必要以上に持ち上げられたりしますが、私のブログを読んでもらえれば、等身大の私を知ってもらえます。素の自分を出せる場所があるのは、やはりいいものです。社内チェックを通してブログを書いている経営者もいますが、それはどうかと思います。ブログは等身大でかけるからいいのです」