「世界中から集まったボランティアが人類の知識の巨大な貯水池を作り出す」
「この星にいる誰もが全人類の知の総和に自由にアクセスできる、そういう世界を思い浮かべてみてください」
「マーケットのニーズなどについて考えることは悪いことではない。ただ、それが最優先事項になるべきではないと言っているだけだ。もしマーケットのニーズが最優先事項ならそのビジネスは、どうしようもない、退屈で、パッとしないビジネスで終わることになる」
「私の夢は、無料の百科事典が地球上のすべての人のために、それぞれの言語で存在するようになることだ。だから私は、ウィキペディアが発展途上国の世界で成長することに力を入れている。それを宣伝し、サポートし、どうすれば広めることができるのか考えている」
「ボランティアによって書かれた無料の百科事典のコンセプトは口コミによって広まった。私達がウィキペディアを運営し始めると、検索エンジンに引っ掛かるようなコンテンツを生産することができた。私達は、質の高いコンテンツを作れば、人が集まるということに気がついていたので、ただそのことに焦点を合わせ続けた」
「私はこのコンセプト(ボランティアによって書かれたインターネット上の無料の百科事典を作ること)にものすごく情熱を持っていた。みんなのための無料の百科事典を作るというアイディアは、人道主義的な目標として、インターネットの存在意義というコンセプトとして、私の心をつかんだ。私は、なんとかして成功させることに人生を費やすことを決めた。心配もあったが、やめようと思うような大きな問題はなかったし、これを実現させるために私達は何を変えるべきなのかというのが一番の問題だった」