「限界が見えてからが、勝負だ」
「才能には限界がある。でも、頭脳に限界はない」
「プロ野球選手は野球博士であれ」
「教えてくれないなら見て盗むことが大切」
「王や長嶋がヒマワリなら、オレはひっそりと日本海に咲く月見草」
「ちっぽけなプライドこそ、その選手の成長を妨げる」
「心が変われば、人生は変わるで」
「一瞬のやる気なら誰でも持てる。けれども、持続性のあるやる気は、深く認識したものだけに宿るのである」
「私は新人時代、契約で入った選手もテスト生もグラウンドでやることは同じ、ならばグラウンド以外でやることが勝敗をわけると考えた。バットだけはよう振ったな。日本一振ったと思ってる」
「楽を求めたら、苦しみしか待っていない」
「若いときに流さなかった汗は、年をとったときの涙となる」
「環境が人を育てるというのもありますから、安いクラブやバーには一切行かずに、一流の店に行くことにしました。まあ、私は酒を一滴も飲めないのですが」
「事前のシミュレーションが大切です。野村野球というのは、ひと言でいえば『準備野球』ですから」
「人生の最大の敵、それは『鈍感』である」
「今の選手はちょっと痛いとすぐに試合に出ようとしない。俺はスタメンを
譲りたくなかったから骨折しても出た」
「指導とは、つねに個別、具体的でなくてはいけない」
「私は野球のことしかわからないんですが、野球に関していえば、一流と二流の差は努力と頭脳の差だと思います」
「バッティングは謙虚な人がレギュラーをとる。ホームランは麻薬。自分は600本打ったからそれがわかる。自分を見失わないようにしなければいけない」
「伸び悩んだり、才能の限界にぶつかったりしたとき、『もう駄目だ』と諦めるか、『どうすればこれを突破できるか』と考えるか。一流と二流は、まさにそこでわかれる気がします」
「負けに不思議の負けなし。勝ちに不思議の勝ちあり」
「試合前から勝負は始まっている。先発オーダーからの読み合いも必要だ」
「これが楽天野球です。安打多くして得点少なし」
「リーダーには、人望が必要である。人望とは、『この人についていこう』と思わせる力である」
「組織の上に立つもの、すなわちリーダーはどっしりと構え、ものごとに動じない人物でなければいけない。これがなにより重要である」
「一流になる人と、一流近くまでいきながら二流で終わる人の差はどこにあるのか。私は、『俺は俺』という強烈な自我の有無だと思う」
「地位が人をつくるという言葉があるように、はじめから風格のある人間はそういるものではない。リーダーとしての地位に就いて、日々、努力していくなかで、本当の風格というものが磨かれてくる」
「不器用でも一流になれる人がいる。そこには必ず哲学があります。不器用な人は、器用な人ならしないですむ苦労をしなければいけませんから、自ずと独自の工夫 、哲学が生まれてくる。これは持って生まれたものではありませんから、一度身につくと強いんです。器用な人は、もう一工夫、もう少しの地道な努力が足りないことが多いので、短い勝負で一時的に勝つことはあっても、長期戦になれば、最後は必ず不器用が勝つんです」
「勝つときにはいろんな勝ち方があって、相手が勝手にずっこけたり、勝手にミスしてくれたりして『ああラッキー』という勝ち方もあります。しかし、負けるときというのは、負けるべくして負けるものです。勝負の世界にいると、勝って反省というのはできないが、負けたときには反省する。敗戦の中にいい教訓があると思います」